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モラトリアム in 東京。

BomberfetTのVo.が、ほんとどうでもいいことを書くブログです。バンド、Vape、Web関係についての話題が多いかと。

なぜ”ヘビーメタル”は自虐的なのか。本当はすごくクールなのに。

ちょっと最近、イラついていることがあるのでそれについて書こうと思う。

 

本題に入る前に、まずはこれを叫ばしてもらおう。

 

ヘビーメタルは最高にクールなんだよ!」

 

今日の投稿を最後まで読んでもらえば、「なぜ今、メタルがそんなにクールに扱われていないのか」がわかります。

そして、その原因もしっかりわかります。

世のメタラーの一人でも二人でも読んでくれて何かを変えてくれれば、きっとメタルはまたシーンを席捲することができるはずだと、私は信じている。

 

 

「メタル」が好きでも、食わず嫌いをしてはいけない。

いつからだろう、自分がメタルを聴きだしたのは。

たぶん思い返すに、19歳ぐらいの時だったと思う。

 

初めてかっこいいと思ったメタルバンドは確かIron Maidenだったと思う。

曲は『2 Minutes To Midnight』。若干売れ線の曲だとは思う。

でもなんていうか、あの疾走感はたまらなかったしゴリッゴリでもなかったから、第2期Deep purpleが好きだった私にとってはドンピシャだった。

 

で、その後Deep purpleデヴィカヴァつながりでWhite Snakeを聴くようになり、ここからやっとJudas Priestにたどり着いた。

 

 

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 そう、皆さん大好き『Pain killer』に、私のハートは打ち抜かれたのである。

 

そこからもうNWOBHMを一気にすっ飛ばして北欧メタルを聴きあさりジャーマンメタルに心酔し、LOUDNESSから陰陽座までジャパメタを開拓、年に一度のメタルの祭典LOUD PARKにも参戦し、ビギナーではあるものの所謂メタラーと化したのだ。

 

で、初めてラウパに参加した忘れもしないあの日、それまでは音源を聴いてもピンとこなかったし、「なんかリフでゴリ押しされて面白くもなんともねーな」なんて恐れ多いことを思うほど、好きじゃなかったPanteraというバンドのVo.のフィル・アンセルモがやっているバンドであるDownをラウパの会場で聴き、私は身震いを起こした。

 

「やべえ、まじかっけぇ」、と。

 

とにかく男らしくザラついた歌、ボディーブローのように効いてくるギターリフ、そして何より、彼らのステージは私が知っているメタルのパフォーマンスじゃなかった。

 

髪を伸ばしてグルングルンヘッドバンクしてみたり、ハイトーンで「イヤァオ!」「アーライ!」も無い。もっともっと身近(というか現実的)で、アウトローで、それでいてパワフルで退廃的だった。

 

 

私はその日、メタルの考え方を改めた。

 

 

いや違う、言うなれば、私は自分の中で勝手に築きあげていた煌びやかで派手で様式美で中世的なヘビーメタル・ワールドをぶち壊して、やっと自由になったのである。

 

そう、FIGHTを結成した時のロブ・ハルフォードのように。

 

メタラーはいつだって、型にハメたがる。

メタラーという生き物はきっと、ものすごく真面目なんだと思う。

いつだって彼らは自分たちが聴いているものが”何”メタルかを気にしている。

 

「このバンドはすごくブルータスだけど、ニューメタルっぽくて好きになれないなぁ。」だの、

「インダストリアル・メタルは聴かないんだよねぇ。」だの、

メロデスばっか聴いてたからスラッシュだとメロ感が物足りないんだよねぇwww」だの、

メタラーと話しているといつだってジャンル名が飛び交うことになる。

 

正直、すっごいナンセンスなのである。

 

夏フェス全盛の現代において、もはやこんな細分化されたジャンルなんて一般リスナーにとっては本当にどうでもいいことなのである。

 

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引用:100 Years of Rock Visualized

 

たとえ同じサマソニCARCASSBullet for My Valentineが時間差で出てきたとしても、どうせリスナーからしたら「メタルバンドだねぇ。どっちかがデスメタルバンド?なのかな…?」ぐらいにしか思わないのである。

 

要は一般リスナーにとって、聴いて、見て、楽しければそれ以上でも以下でもないのである。

 

なぜメタルはやたらと細分化されているのか…についてはまた別の機会に話そうと思うが、とにかくメタラーはいい加減”ジャンル分け癖”をやめるべきだと私は思う。

そして、「メタルはメタル」だし、もっと言えば「ハードロックもメタルもどっちでも良い」し、「メタルとはこうあるべきだ!」というステレオタイプ的な見方も、もはやいらない。

 

BABYMETALには寛容なメタラー

最近やたらと出てくるこのワード、BABYMETAL。

 

メタラーは本当に真面目な生き物だし、あと、とても寛容である。

自分たちが心酔しているジャンルをアイドルが浸食してきたって、しっかり応援してあげちゃう。

 

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「バックバンドがしっかりしてるからぁ~」とか言い訳がましく言いながら、なんだかんだみんなベビメタ、好きなのである。

 

ではなぜ、彼らが寛容なのか。

それは単純な話だ。

 

ヘビーメタル」というジャンルは弄ばれすぎたからである。

 

髪を逆立てて白塗りで尖ったギターでハイトーンボイス…という、ステレオタイプ的なヘビーメタルは、それはそれはお茶の間で笑ってもらえるものだったのだろう。

X JAPANしかり、聖飢魔IIしかり、彼らの音楽性のすばらしさや演奏力の高さなんておいておいて、とりあえず「オモロ外見の人たち」として見られていたのは間違いない。

 

または、「数ある”オタク”の1ジャンル」として見られてきたのである。

 

そりゃあ、メタラーの皆さんは生き辛かったことでしょうよ。

ロキノン厨にメタル好きなことがバレれば、「メタルとか…センスなさすぎだろw」とか陰で言われる始末である。

そんな世知辛い生活をほんの数年前まで送ってきたからこそ、メタラーはアイドルごときにゴタゴタ言わないのである。

むしろメタルがこの調子で市民権を取れれば…なんて心のどこかで思っていたりもする。

 

メタラーよ、自虐を辞めよ。

結局のところ、メタラーは自虐的なのである。

そのくせ、同じメタラー同士の間ではやたらと型にハメようとする堅物ぶりを発揮し、余計にシーンの縮小を進めてしまうのである。

 

もうやめよう、こんな不毛なこと。

 

我々メタラーはあくまでもヘビーメタル・ミュージック」が好きなだけの人になろう。

別にメタルだけを聴かなきゃいけないわけでもないし、大手を振ってメタル好きをアピールする必要もない。

さらっと当たり前のように、バンドマンならメタルを演奏するし、リスナーなら聴けばいい。

特に外に向かってメタルメタルした振る舞いをする必要はないのである。

 

もっとカジュアルに、もっと自然にメタルをやればいい。

 

なぜだか知らないが、ライブハウスで会うメタルバンドorリスナーには、演奏やセンスのいい人ほど白塗りの人や長髪ウェーブの人が多い。

 

好きなことを好きなようにやるってのは素敵なことだ。

だけど正直、そういうのがメタルというジャンルの”オタク化”を招いていると私は思っている。

恰好だって別にメタル体現しなくたって、ちゃんとメタルは表現できるはず。

 

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ほら、生ける伝説もできてるんだから、できるはず。

 

あとガテラル・グロウルボイスだけで曲を構成したバンドも多すぎる。

そんなの一般リスナーからしたら「何言ってるかよくわからん」の一言でバッサリ切られてしまうのだから、クリーンボイスをもっと有効に使ったほうがいいと思う。

 

 

大丈夫。誇張せずに普通にやっても格好いいし、メタルになるから。

 

 

変にニッチ・ジャンルのシーンの中に隠れようとするのはもう辞めないか?

そんなに自虐思考でなくとも、きっと受け入れてもらえるはずだから。

 

 

www.youtube.com

 

普通にやればいい。

みんなが揃ってTHE 冠になる必要なんてないんだから。(てかこんな高いクオリティ誰も出せないから真似できないとは思うけど。)

 

当たり前に「カッコイイ」ジャンルに、メタルが昇華される日を私は願っています。

 

では、また。